冬になり喉が乾燥することが多くなったので、私はノド飴をなめていることが多いのですが、ノド飴で思い出すことがあります。

昨年秋の熊本市議会で、ある議員がノド飴を口に含んだまま質疑応答したことが話題になりました。そのアメが「龍角散」だったことも話題になったのですが、私はその後の龍角散の対応が印象に残っています。

龍角散の会社は、ノド飴騒動の一週間後には「#退席せずにのどすっきり」のハッシュタグをつけTwitterに投稿。「効果を求める場合はこの商品がいいですよ(龍角散ダイレクト)」というWebCMを展開しました。そしてTwitterでの投稿の反響の多さから二週間後にはテレビCMを流すというスピード対応でした。

このチャンスに乗っかるスピードの速さもさることながら、「ここで乗っかって自社製品を売ろうと発案した人」「テレビや新聞にこだわらず、スピード性やSNSでの拡散を重視してTwitter・webCMという媒体をチョイスした人」「騒動から一週間や二週間でCMを流せる社内体制」など見習うべきところが多くありました。
またモタモタとは真逆の、この効果的な広告発信の流れを見て、やろうか?やるまいか?と迷っているヒマがあれば、「とりあえず言ってみる・やってみる」ことが大切では、と感じました。

企業のSNSの活用広告が増え、広告はデザインだけでなく「どのツールを使ってどのタイミングで」など、選択する組み合わせが多くなりました。広告の考え方も多種多様で、企業の高感度をあげるだけでなくコミュニケーションを目的としたものもあります。今年もいろんな広告をチェックしてインプットし、業務に役立てていきたいと思います。