携帯電話向けショートメッセージサービス(SMS)とLINEを利用した保育園における安否確認方法について、比較する機会がありましたので共有いたします。
・SMSは圏外の端末には通知できない・SMSは信号線を利用するため、音声回線が混雑していても通知できる・SMSは電話番号が分かれれば送信可能・LINE@は(電波状況に関わらず)ガラケーに通知できない・LINE@は管理側にて登録者の把握作業が煩雑(*1)
SMSとLINEではそれぞれカバーする範囲が異なるため、双方を準備することが理想ではありますが、今回の送信対象である在園児の保護者は、毎年更新されることから、この更新を行う作業が大きなタスクになります。
サービスごとの技術的な差はもちろん、顧客の運用負荷も踏まえた提案を行えるよう広い視野で業務に取り組みます。
(*1)LINE@に友だち登録された時点では、どなたが登録されたか把握できない仕様になっているため、登録済みユーザーを把握するためには“登録された全員に(1)の個別に話しかける”作業が必要になり、LINE ID=保護者氏名とは限らないため、IDと保護者名の照合作業が登録人数分、必要になります。
「どんな人が友だちになっているのか確認できますか?」https://help2.line.me/line_at_application/web/categoryId/10001846/pc?lang=ja友だちに追加された数は確認できますが、以下の3つのケースを除き友だち登録したユーザーの情報は開示していません。
【1】ユーザーが1:1トークでLINE@に話しかけた場合、そのユーザーのプロフィール情報(表示名、アイコン画像、ステータスメッセージ))が確認できるようになります。
【2】Messaging APIを利用しているLINE@に対してユーザーが友だち追加やメッセージ送信などの積極的なアクションをとった場合、1で記載のプロフィール情報に加え、弊社がお客さまごとに割り当てた内部識別子も確認できます。この内部識別子を利用してそのユーザーにメッセージを送ることができます。
【3】グループや1:1トークにMessaging APIを利用しているLINE@を追加した場合、認証済みアカウントは2と同じ情報を確認できます。一般アカウントではユーザーがグループ内で話しかけることで2と同じ情報を確認できるようになります。
9月 18, 2018
sok
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