「WordPress 5.0」が2018年12月6日(米国時間夕方頃)にリリースされました。 WordPress4.0のリリース(2014年12月15日)から約4年のメジャーアップデート(大型刷新)になります。

WordPressとは

WordPressはCMS(コンテンツ管理システム=Contents Management System)と呼ばれるシステムの1種です。
通常、Webサイトを作成・公開するためにはHTMLやCSSの知識が必須ですが、WordPressに代表されるCMSを利用することで、 そのような専門知識を有さずとも文章や画像といった掲載要素を準備することで、Webサイトを作成・公開することが可能になります。
WordPressは全世界で約32%、更新システムの市場においては約59.5%のシェア持つ、国内外で最も利用されている更新システムになります。

5.X系の主な変更点

  • 新テキスト編集ツール「Gutenberg(Block Editor)」の実装 ※5.0.2にて動作速度の改良が反映
  • PHP 7.3以降のバージョンに対応
  • 従前までは手動更新となっていたWordPress日本語版においても自動更新が適用される

*2018年12月18日に5.0.1がリリース(目的:セキュリティ対策)
*2018年12月20日に5.0.2がリリース(目的:パフォーマンス改善)

今後の計画

  • 2019年4月より、WordPressの稼動に必要なPHPのバージョンを5.2.4から5.6以上へ、併せてデータベースであるMySQLのバージョンも5.0以上から5.5以上へと引き上げる計画
  • PHPバージョン5.5以下のWordPressには、セキュリティ更新のみが提供される予定
  • PHP5.6においても2018年12月末にてサポート終了予定のため、2019年12月にPHP7.0以上に引き上げの予定

機能面では、新テキスト編集ツールが導入されたこと以外に大きな変更はありませんが、 世界シェア3割をもつ更新システムの稼動条件が引き上げられることで、 サーバーに求められる要件も必然的に引き上げられます。

弊社Web事業部においてはデモ環境をはじめ、各WordPressのバージョンを最新に引き上げ、挙動面を検証のうえ、顧客サイトへの導入、切り替えに備える予定です。

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