かわいい、かっこいい、おしゃれな、良い写真があればもっと良いデザインになるのになあ…
デザインをしながら、そう思うことはしばしば。
デザイン処理や画像加工で工夫は可能ですが、やはり写真を使用する場合は写真自体の与える印象がデザインを大きく左右します。

サンエイではご依頼いただければ、写真撮影のためのカメラマンの手配も可能ですが、コストの問題で画像はクライアントの皆様から完全支給でいただくケースも多くあります。でも、デザイナー目線で見ると中にはデザインで使いにくいと感じる写真も…

そこで今回はデザインで使いやすい写真について簡単にご説明したいと思います。

×解像度が低い(画像のサイズが小さい)
→解像度が低いと、印刷するサイズによってはぼやけた状態になってしまったり、モザイク状のピクセルが目立ってしまうものも。A4などの印刷物に使用する場合は、短辺が1000px以下のものは解像度が足りていないことも多いのでご相談ください。

×ピントが合っていない、被写体がぶれている
→シャープ加工などである程度補正できるものもありますが、やはり見せたいものにはきっちりとピントを合わせていただいたほうが…。カメラの小さなモニターではピントがあっているつもりでも、大きく拡大するとぶれている可能性もありますので、可能であれば同じ構図・ポーズで複数枚撮影しておいて頂けると安心です。

×メインの被写体の一部が切れている、トリミングがされている
→アップで使ってほしいから、という理由で被写体にとても寄った状態で撮影してくださるのはありがたいのですが、あまりアップになりすぎているとデザインで使用できる幅が狭まります。メインの被写体が全て写っていれば、デザイナー側でトリミングが出来るため、もっとアップで使いたいけど縦の幅が足りない…とか、切り抜きで使いたいけど端が切れてる…という問題はなくなります。
さらに、同じ被写体で縦構図・横構図で撮影したものがあるとより使用範囲やデザインの表現が広がります。

×明るすぎて被写体が白飛びしている
→人物の撮影や、白い被写体の撮影でもよくありがち。うす暗い程度の画像は明るく補正することは可能ですが、真っ暗闇の写真や明るすぎて白飛びしているとなかなか補正では元の色に戻せません。できるだけ被写体の色が分かる状態で撮影することをオススメします。白い被写体の場合、他の色の背景の上での撮影も場合によっては効果的です。

どうしてもうまく撮影できない…イメージと違う…という場合、被写体によってはロイヤリティフリーの画像素材などでプロが撮影したものを購入・フリーでダウンロードすることも可能です。その場合も小さすぎると印刷に使用できない場合がありますので、ご購入前に是非営業やデザイナーにご相談いただくことをオススメします。
インターネットの画像検索から無断でコピーしてきた画像は、著作権や肖像権の問題で使用できない場合が多くあります。イメージをお伝えいただければ、こちらからおすすめのロイヤリティフリー画像などをご提供することも可能ですので、ぜひご相談ください。