フィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュックの回顧展を見てきました、回顧展なので全作風のものがあるのですが、中でも初期~中期にあたる陶板の作品には技法も含め素晴らしい物が数多く展示されています。
その技法とは石膏の型に線描の絵を彫り込み、そこに水で溶いた粘土を流し込んだのち、石膏を取り除くことで凹凸のある陶板をつくり、凸線で閉じた中に釉薬を塗り分けることで厚み・深みのある色を表現しています。

普段の仕事はコンピュータ内での平面のデザインであり、いろいろな効果を使うとある程度は透き通ったりや立体に見せるをことは可能なのですが、こういう造形をみるとやはり素晴らしさがあります。
この素晴らしさは写真で見ても分かりませんのでので実物をみるのをおすすめします。

・回顧展は兵庫県「伊丹市立美術館」で10/20まで
・中之島にある「東洋陶磁美術館」フィンランド陶芸展にも作品展示がありました、こちらは10/14まで