当社で日々数多くのDM制作を手掛けておりますが、そんな私の自宅にも数多くのDMが送られてきます。
企業に送られるDMなど会社の規模によっては、一日にかなり多くのDMが送られてきていると予想します。
デザイナーとして制作したDMは中身までしっかり読んでほしいところですが、中身を読んでもらうまえに超えなければいけないハードルがあります。
それはDMを開けてもらうことです。

企業などがDMを発送した全体数に対して実際に開封されたDMの割合を開封率といいます。
私もそうですが、おそらく読み手は、DMを開封する際にある程度メリットや興味があるか等を考えてから開封すると考えます。
その為には開封してもらうための様々な工夫が必要となり

  • 手書き風のデザインや営業マンのイラストなどを用いて会社に親しみを持ってもらう
  • 開封前からわかるよう目立つ場所にオファーを掲載する
  • 封筒にノベルティを入れて『なにか入っている』と思わせる

など、仕掛けを施すことが開封率を上げるポイントではと思います。
さらに他に届くDMとの差別化(埋もれを無くす)も重要となってきます。
差別化にも色々な方法があります。ハガキDMに比べて封筒やラッピングフィルムは差別化が出来るものの、開封率になるとハガキには劣ると言われています。
差別化したものの、逆に読み手にとって「開けにくい」「めんどくさい」となってしまわないよう注意が必要です。

我々デザイナーもDM制作時には内容をわかりやすくすることはもちろん、表紙など手にとってもらえる・読みたいと思わせるデザインを今後もさらに意識していきたいと思っています。