以前に画像の補正について投稿いたしましたが、
今回はカラーマネジメント(Photoshopでの設定)について説明します。

弊社では媒体・企画によって紙を使い分け、見る人にインパクト与えたり、印象に残るデザインを手掛けています。
当然、紙によっては色の発色・再現される範囲が異なり、それによってはクライアントからクレームを受けることも考えられます。
デザイナーの方であればご存知かと思いますが、例えば新聞の場合、紙が薄くゴワゴワしており、かつインクを吸いやすく細かい網点が再現されにくい為、
85~100線程度で印刷されます。
各新聞社で違いますが4色(CMYK)の掛け合わせが250%前後と決められています。
またカタログ・冊子であれば、紙の種類も様々で細かい網点も再現すれやすい為、150~175線程度で印刷されます。
この場合であれば4色(CMYK)の掛け合わせが300~350%とされています。

この様に新聞とカタログでは色の再現される範囲が違う為、デザイナーは配色、特に画像に関しては気を配る必要があります。
難しい事に画面上では色の違いが分かりにくい為、そのまま印刷されるケースも考えられます。
これに関しては外部のSOHOさんにもたまに見受けられますので、事前に共通のルールとして伝えておく必要があります。

この事から画像の色味が悪く見えた時は、印刷時に問題があるのではなく
もしかするとPhotosopでの色の設定に問題がないかという事も視野に入れて置かなければなりません。

一連の事はPhotoshop内で簡単に設定ができる為、知っておくことでトラブルを防げたりします。
この事を頭に入れておけば作業が円滑にいくのではないでしょうか。