皆さんパラデル漫画という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
私は最近知る機会があったのですが、「パラパラ漫画から飛び出る」の造語で、簡単に言うと一部を3D化したパラパラ漫画になります。

このように書いたイラストを切り取ったり実際のコップなどに乗せることで立体的に表現しています。
YouTubeでも確認できますので「パラデル漫画」で検索してみてください。

パラデル漫画家 本多修 〔魂の巾着〕公式Twitterより引用

YouTubeなどで作品が見れますが、漫画の中のキャラクターが画面をはみ出して動いたり、粘土など実物にあるものが漫画に吸い込まれたりと音楽と組み合わせて紹介されています。

このパラデル漫画を制作した人はなんと若手芸人さん。
きっかけは、「時間に余裕があった」とのことで、当初パラパラ漫画を制作していたようですが、試行錯誤の上、3Dで表現したら面白くなるのでは?というのが始まりらしいです。

それをツイッターに載せたところ多くの方からリツイートされ瞬く間にSNSを中心に広がったとのことです。
イラスト制作から撮影、音響までの全工程を1人で手掛けており、1コマ動かしては撮影の繰り返し。私も動画編集をしていますが、とても地味で根気のいる作業です。それを全て1人で担っているというのがとても信じられません。

使用しているのは「Stop Motion Studio(ストップモーションスタジオ)」という無料のアプリで、私は知らなかったのですが、調べたところ他の企業でもよく使われているみたいです。

過去に一度はノート等の端に書いたことはあるパラパラ漫画という馴染みやすさから、これから多くの広告などに使用される可能性があると考えられます。すでにSNSを中心に人気を集めており、制作者には企業・映画CMなどのオファーが殺到しているとのこと。またパラデル漫画は神奈川県庁の広告動画にも使用されており、幅広い世代に見てもらいやすい「漫画+動画」ならではとも言えます。

Z世代を中心に注目されているTikToker(ティックトッカー)もそうですが、若い動画世代を中心に次々と新しいジャンルが出来ていますので、常にアンテナを張って情報収集はマメにしていこうと思います。